はしかの原因になる麻疹ウイルスの電子顕微鏡写真

 栃木県は25日、県内の医療機関から報告されたはしか(麻疹)患者数が今年に入ってからすでに8人に上り、近年にない多さだとして注意を呼びかけた。

 感染力が強いはしかは今年、全国でも急増。県内では24日、宇都宮市内の40代男性が感染したとして同市が発表し、利用したコンビニ名を挙げて利用客に注意喚起した。23日以降に報告された患者4人はこの男性を含め全員海外渡航歴がなく、県保健福祉部は「県内で感染した可能性が否定できない」としている。

 県内のはしか患者数は昨年が1人で、2020〜24年はゼロだった。8人を超えたのは12年(10人)以来14年ぶりで、今年はそれを上回る恐れがあるという。

 はしかは発熱や全身への発疹などが特徴。同部は「ワクチン未接種の人は、まずは接種を検討してほしい。症状が出たら医療機関に連絡の上、速やかな受診を」と訴えている。