宇都宮白楊高校の正門

 卒業式の間に不在となった3年生の教室から生徒数十人の現金が盗まれた栃木県立宇都宮白楊高校で、昨年12月にも3年生が不在にしていた教室から複数人の生徒が現金を盗まれていたことが17日までに、捜査関係者らへの取材で分かった。同校は県警に被害届を提出。県警は二つの事件の関連も視野に入れ、窃盗事件として捜査している。

 捜査関係者や学校関係者、同校によると、昨年12月、同じクラスに在籍する3年生の生徒が別の場所で授業を受けた後に教室へ戻った際、バッグに入れていた財布から現金を抜き取られていたことに気付いた。

 被害生徒は10人未満だったという。その日は生徒がほぼ1日教室を不在にしていた。教室のドアに鍵はなかった。同校は事件後、担任を通して貴重品の管理を徹底することを全学年に周知したという。

 同校では今月2日、卒業式で不在となった3年生の教室から、生徒四十数人の現金計数十万円が盗まれる事件が起きていた。同校は取材に対し「あってはならないことで残念。(二つの事件の)関連性は分からない」と説明した。

 昨年12月に現金を盗まれた複数の生徒は「内部犯では。学校がもっとしっかり対策してくれていれば卒業式の事件は起きなかった」と話した。