映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」(公開中)は、実写映画としては第2作。第1作との間にWOWOWで放送されたドラマシリーズ(全9話)もある。キャストに変更はない。これまで積み上げたキャスト、スタッフの時間と信頼のせいか、今回第2作は、いい意味で力が抜けたトップギアでの疾走感がある。
これまでゴールデンカムイ(略称『金カム』)を見たことがない方が、第2作から見始めても、登場人物たちの詳しい背景・関係までは分からないなりにも、楽しめるかもしれない。
舞台は日露戦争後の北海道。アイヌ民族から強奪された莫大(ばくだい)な金塊の争奪戦だ。金塊を奪った男「のっぺら坊」は捕まる直前、どこかに金塊を隠した。捕まって網走監獄に収監された後、他の囚人24人の体に、金塊のありかを示す入れ墨を彫り、全員脱獄させた。
その入れ墨は24人分が集まって初めて、一つの暗号になるという。散り散りになった囚人たちを捜して、三つどもえの争奪戦が展開している。その勢力とは、(1)日露戦争から帰還した元兵士、不死身の杉元(山崎賢人)と、アイヌの少女アシリパ(山田杏奈)ら。(2)帝国陸軍最強とうたわれた第七師団、鶴見中尉(玉木宏)が率いる者たち。(3)戊辰戦争で死んだはずの新選組「鬼の副長」土方歳三(舘ひろし)の一味。
金塊を奪った「のっぺら坊」が、実はアシリパの父だという説が浮上し、真偽を確かめに網走監獄へ向かう―。それが今回の話だ。
監獄で、アクションが繰り広げられるが、金カムの魅力は緊迫だけではない。緩急、とりわけ食事場面は登場人物たちが緩む時で、やりとりがユーモラスだ。今作で、原作漫画を超えた場面と、いかれた新登場キャラクターを演じたキャストの原作再現度の高さを紹介する動画を、YouTube「うるおうリコメンド」(うるりこ)で公開しました。映画とともにお楽しみください。(共同通信 宮崎晃)
▼解説動画URL
https://youtu.be/Hm2KM4FUaIk
※「アシリパ」の「リ」の正式表記は小文字。
▼映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」2026年3月13日公開
・キャスト:
山☆(崎の大が立の下の横棒なし)賢人
山田杏奈 眞栄田郷敦 工藤阿須加 ☆(木ヘンに却の去がタ)俊太郎 塩野瑛久 稲葉友 / 矢本悠馬
大谷亮平 高橋メアリージュン / 桜井ユキ 勝矢
中川大志・北村一輝・國村隼
池内博之 木場勝己 和田聰宏 杉本哲太 / 井浦新
玉木宏・舘ひろし
・原作:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
・監督:片桐健滋 ※片は旧字が正式
・脚本:黒岩勉
・音楽:やまだ豊 出羽良彰
・主題歌:10-FEET「壊れて消えるまで」
・アイヌ語・文化監修: 中川裕 秋辺デボ
・配給:東宝
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