坂本慎太郎のアルバム「ヤッホー」((C)zelone records)

 坂本慎太郎=東京都新宿区

 坂本慎太郎のアルバム「ヤッホー」((C)zelone records)  坂本慎太郎=東京都新宿区

 2010年に解散したロックバンド「ゆらゆら帝国」の坂本慎太郎が、ソロ5作目となるアルバム「ヤッホー」をリリースした。ユニークな言葉選びが際立つ楽曲の数々に、どこか現代社会の不確かさが重なると国内外で話題を呼んでいる。インタビューで坂本は「聞いてくれた人が(今作を)自分の身近な問題だと受け止めていると感じます」と語る。

 アルバムは、童謡を思わせる明るい曲調で「おじいさん 外は混乱してます」と語りかける「おじいさんへ」や、サックスの鋭いサウンドとカッティングギターが響くファンクチューン「麻痺」など全10曲で構成。

 坂本は制作過程について「先に曲を作って、メロディーにぴったりハマる日本語を探すっていう、いつものやり方と同じです」と明かす。一方、歌詞から社会的なメッセージを読み取る声が多く寄せられ「今回急に社会的なことを歌ったつもりはないので、驚いている面もある。受け取る側が敏感になっている印象がありました」。世相の変化を感じるという。

 ラテンやムード歌謡などの要素を感じるサウンド面では、聴いた後に何かが引っかかるような音像を意識した。「すごい変わった音楽ではないけど、違和感が残るというか…。他にはないものになっていればいいかなと思います」

 5月からは全国7都市を回るツアーも予定している。「今のメンバーは、違う人を集めてもできないような雰囲気が出せていると思う。その状態を壊さないように保つのが面白いですね」

全国ツアーの日程は以下の通り▽5月5日神奈川県立音楽堂、14日仙台市・Rensa、26日名古屋市・ダイアモンドホール、27日大阪市・なんばHatch、6月9日東京都・昭和女子大学人見記念講堂、19日沖縄県・桜坂セントラル、21日福岡市・DRUM LOGOS