六本木交差点の角にある彫刻「奏でる乙女」=東京都港区

 芋洗坂から見た街並み=東京都港区

 外壁の曲線が美しい国立新美術館=東京都港区

 六本木ヒルズの森タワー=東京都港区

 外苑東通りから見た東京タワー=東京都港区

 東京ミッドタウンの高層ビル群=東京都港区

六本木周辺

 六本木交差点の角にある彫刻「奏でる乙女」=東京都港区  芋洗坂から見た街並み=東京都港区  外壁の曲線が美しい国立新美術館=東京都港区  六本木ヒルズの森タワー=東京都港区  外苑東通りから見た東京タワー=東京都港区  東京ミッドタウンの高層ビル群=東京都港区 六本木周辺

 東京都港区の六本木のランドマークといえば、六本木ヒルズと東京ミッドタウンだ。二つの巨大複合施設の中間には歴史の記憶をとどめる坂がある。外苑東通りと六本木通りが交差する六本木交差点周辺を歩いた。

 交差点の北、この地のへそのような場所にあるのが、本郷新による彫刻「奏でる乙女」。終戦後、平和と復興のシンボルとして制作されたといい、車が往来する中で静かにたたずむ。

 交差点南側の六本木通り沿いに洋菓子店「アマンド」がある。1960年代から待ち合わせの名所だった。その脇を南へ下っていく繁華な通りが「芋洗坂」。坂に立つ標柱は、この周辺にイモ問屋があったらしいと記す。江戸時代からの名称のようだ。近くにイモを洗う水が流れていたのだろうかと想像しつつ、坂を下る。間もなく道の勾配や曲がり具合、建物の色や形が調和する雰囲気のよい街並みが現れた。

 外苑東通りから南西へ向かい、芋洗坂に合流する道を「饂飩坂」と呼ぶ。標柱の説明によれば、江戸時代に「松屋伊兵衛」といううどん店があった場所だという。

 風情ある名前の坂道が続くこの辺りだが、一帯で進む大規模な再開発により傾斜を少なくする計画のようだ。風景はどう変わるのだろう。

 東京ミッドタウンは2007年、旧防衛庁檜町庁舎跡地に開業した。商業施設のほか美術館、緑地、ホテル、住居などが集まる。外苑東通りから眺めると、高層ビル群が重厚感たっぷりに迫ってきた。

 ミッドタウンを出て、その西にある国立新美術館へ。黒川紀章設計の建物は外壁が緩やかに波打つようで心地よい。

 最後に、54階建ての「森タワー」が中心にそびえる六本木ヒルズへ。タワーの南には、冬のイルミネーションで知られる「六本木けやき坂通り」が走る。坂に始まり、坂に終わる散策だった。

 【ちなミニ】六本木交差点の近く、外苑東通りから東京タワーがよく見える。