企画「夜に見つめる~まちに灯る物語~」では、プロローグ連載で地域の人々の豊かな夜の息づかいを描き、第1部として「暮らしのそばで」をテーマに、サービスやインフラといった生活に身近な産業で働く人を取り上げた。多様な夜の仕事に従事する人たちのそれぞれの職務、使命感や生きざまなどに焦点を当てた。現場に赴いた記者3人が取材を振り返るとともに、取材対象者を通して見えた各業界の現状や課題、展望などを意見交換した。
(「夜に見つめる」取材班 延藤哲史、大貫茉伊子、小玉義敬)
小玉 第1部の連載2回目、佐野市の運送会社で主に食材を届けるドライバー亀山肇(かめやまはじめ)さん(63)の仕事は、とりわけ生活に身近であると感じた。取材した延藤記者はどう思ったか。
延藤 助手席に乗り同行させてもらった。頭では理解していたが、「液卵」が届けられる場面を直接見て、改めて物流の重要性を実感した。昼夜を問わず運転し、荷物を積み下ろしするドライバーの仕事に対する誇り、苦労も聞かせてもらい、感謝の気持ちを新たにした。
「身体が続く限りドライバーでありたい」と話す亀山肇さん=佐野市戸奈良町、河野光吉撮影
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