【電子号外】直木賞に門井さん(宇都宮出身) 「銀河鉄道の父」 候補3回目、念願の受賞

 第158回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日午後5時から東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、直木賞は宇都宮市出身の門井慶喜(かどいよしのぶ)さん(46)の「銀河鉄道の父」(講談社)に決まった。門井さんは2015年の「東京帝大叡古(えーこ)教授」、16年の「家康、江戸を建てる」に続く3回目の候補で念願の直木賞を手にした。

 「銀河鉄道の父」は、37歳の若さで亡くなった宮沢賢治(みやざわけんじ)の生涯を父政次郎(まさじろう)の視点で描いた作品。

 選考会に先立ち都内で行われた記者会見で、門井さんは「賢治と父親の関係を書きたかった。父子というテーマは現代的でもあり、読者が共感できると思った」と執筆の動機を説明。「いただけるなら、ぜひ取りたい」と心境を語っていた。

 門井さんは宇都宮東高から同志社大文学部卒。帝京大理工学部の職員をしながら小説を執筆し、2003年「キッドナッパーズ」でオール読物推理小説新人賞を受賞。16年には「マジカル・ヒストリー・ツアー」で日本推理作家協会賞。大阪府寝屋川市在住。

 本県関係の直木賞は、1994年に中村彰彦(なかむらあきひこ)さん(栃木市出身)の「二つの山河」が受賞して以来。

【電子号外】直木賞に門井さん(宇都宮出身)(2018年1月16日)

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