第51回衆院選は8日に投票、即日開票された。自民党は公示前の198議席から大きく伸ばし、定数465のうち300議席を獲得することが確実な情勢となり、圧勝した。日本維新の会と合わせて与党で3分の2(310)に達した。第2次高市内閣が発足する。中道改革連合は公示前の167議席から半数以下となる見通しで大敗した。幹部やベテランの小選挙区での敗北が続出した。参政党は議席を増やした。チームみらいは衆院で初めての議席を得た。
自民の獲得議席数は、1986年衆参同日選の300と並び、過去最多となった。与党が3分の2の議席を獲得するのは2017年の衆院選以来。高市早苗首相(自民総裁)は18日にも特別国会で第105代首相に選ばれ、直ちに組閣に着手する。首相は8日のテレビ番組で、「公約を確実に実行していく」と強調した。
与党は参院で過半数割れしているが、参院で法案を否決されても衆院で3分の2以上の賛成により再可決し、成立させることが可能になる。特別国会ではインテリジェンス(情報活動)機能強化に向けた「国家情報会議」創設などの公約実現を図る方針。3分の2は憲法改正の国会発議に必要な議席数で、改憲論議も主導する構えだ。
自民は接戦区でも中道などの野党に競り勝ち、着実に議席を積み上げた。福井2区を制した無所属前職の斉木武志氏を追加公認。与党系無所属の3氏が勝利した。中道は安住淳共同幹事長、馬淵澄夫共同選対委員長らが小選挙区で敗れた。野田佳彦共同代表はラジオ番組で、引責辞任を示唆した。
参政は公示前の2議席から8議席に増やした。みらいも7議席を得た。維新、国民民主党は公示前議席の前後となる可能性がある。共産党、れいわ新選組、減税日本・ゆうこく連合は公示前を維持できるかどうか微妙。日本保守党は議席をうかがう。社民党は議席獲得のめどが立っていない。
共同通信が午後11時現在で集計した衆院選の推定投票率は56・22%で、前回を2ポイント程度上回る可能性がある。期日前投票の投票者数は約2701万人で、国政選挙で過去最多となった。
首相は1月召集の通常国会冒頭で衆院解散に踏み切った。通常国会冒頭での解散は1966年以来60年ぶり。真冬に当たる2月の衆院選は90年以来36年ぶりとなった。
11党などから1284人が立候補した。そのうち女性比率は過去最高の24・4%(313人)だった。
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