2016ジャパンカップサイクルロードレースは22日、宇都宮市大通りの周回コース(2・25キロ×15周=33・75キロ)でクリテリウムを行い、チームメートのサポートを受け盤石のレースを展開した別府史之(米、トレック・セガフレード)が2連覇を飾った。県勢は大久保陣(宇都宮ブリッツェン)がゴールスプリント勝負に絡んだが、表彰台を逃した。
今回は25回大会を記念し、従来よりコースが西側に350メートル延長された。レースは中盤、2選手の逃げを容認しつつ、メイン集団を引退レースを迎えたファビアン・カンチェラーラらトレック勢がけん引し続けた。
残り2周で集団は一気にペースアップし、海外勢を中心に上位争いも激化。ゴールスプリント勝負の末に別府がトップでフィニッシュした。2位にはジョン・アベラストゥリ(チーム右京)、3位にマヌエーレ・モーリ(伊、ランプレ・メリダ)が入った。
スプリント賞は4周目をベテラン井上和郎(ブリヂストンアンカー)が獲得。2選手の逃げが決まりスプリント賞争いの要素が薄れた8、12周目は、先行したジョセフ・ロスコフ(米、BMCレーシング)が手にした。大会最終日は23日、宇都宮市森林公園周回コースでロードレースを行う。
(記録は速報値)