【電子号外】 改憲勢力165に 自民55議席、民進は32

 第24回参院選は11日午前、全121議席が確定した。安倍晋三首相(自民党総裁)が目指す憲法改正に賛同する改憲勢力は、非改選議席と合わせ165議席となり、国会発議に必要な全議席の3分の2(162議席)を超えた。自民党は55議席、公明党は14議席へ伸ばし、与党で改選過半数(61議席)を上回り、勝利した。民進党は32議席。民進、共産、社民、生活の野党4党は32の改選1人区で候補を一本化し、3分の2阻止へ共闘したが及ばなかった。

 首相の政権基盤は強まり、与野党の改憲論議が本格化しそうだ。

 おおさか維新の会は7議席、共産党は6議席で伸長した。自民党は無所属1人を追加公認したが27年ぶりとなる単独過半数に届かなかった。

 改憲勢力は自公両党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の計4党と改憲に前向きな無所属・諸派議員。衆院では自公両党で既に3分の2を占めている。

 自民党は注目の1人区で21勝11敗と勝ち越したが、閣僚2人が落選。複数区で15議席を獲得、比例代表で19議席を得た。

 公明党の14議席は現行制度で最多。社民、生活は各1議席だった。日本のこころ、新党改革は議席を獲得できなかった。無所属5人が当選した。

 選挙区の投票率は、共同通信社の集計で54・70%で、前回2013年を2・09ポイント上回った。

 ◇ 田城氏落選「今後は労働運動に」

 参院選比例代表で、民進党現職田城郁(たしろかおる)氏(56)=宇都宮市出身=は再選を果たせなかった。

 東京・浜松町の事務所では11日明け方まで、支持者が当落の判明を待った。落選が確定すると、田城氏は「やれることは全てやったが結果が伴わなかった」と、深々と頭を下げた。今後については「労働運動の畑に戻り、また皆さんと闘えれば」と述べた。

 JR総連出身の田城氏。本県を含む東日本を中心に支持を訴えたが、同党内では連合の組織内候補ら有力ライバルが多く、再選は果たせなかった。

 比例代表に立候補していた共産党新人小池一徳(こいけかずのり)氏(55)、政治団体「国民怒りの声」新人荒木大樹(あらきだいじゅ)氏(45)も落選した。