30年以上の歴史を持ち、今月で紙齢529号を数える矢板中央高新聞部の月刊紙「中央ぷれす」。この3年間、紙面を担っているのは現部長の3年渡辺公喜(わたなべひろき)さん(18)だ。「歴史を絶やさず読者に届ける」。その信念は、日々の情報を県民に伝える下野新聞の記者たちと何ら変わらない。紙面をつないできた高校生の青春を、学生時代に大学新聞の製作に取り組んだ記者が取材した。本紙も残り50号で紙齢5万号を迎える。
壁一面に飾られた賞状とバックナンバーが、西日に照らされオレンジ色に輝く。華々しい実績を物語る光景とは裏腹に、活気に満ちた部員たちの姿はない。
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