【ニューヨーク共同】20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比386・51ドル安の4万5752・26ドルで取引を終えた。米経済指標で雇用の冷え込みが意識され、幅広い銘柄が売られた。

 9月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が市場予想を上回って伸びたものの、失業率は上昇。投資家心理が悪化し、相場はプラス圏から下げに転じた。19日に公表した決算内容が市場予想を上回った米半導体大手エヌビディアも次第に売り優勢となり、株価は前日終値を割り込んだ。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数も反落し、486・18ポイント安の2万2078・05だった。