金融庁=東京・霞が関

 金融庁は20日、城北信用金庫(東京)に遺産相続といった信託業務免許を認可したと発表した。地域の信用金庫への認可は初めて。高齢者の資産形成や相続のニーズに応えるのが狙い。

 城北信金は認可により、既存の融資といった業務に加えて、契約者の遺言の作成や遺産整理の代行など業務を拡大する。自社の営業エリアの高齢者を中心に信託サービスを手がける方針だ。

 城北信金は2025年3月末時点の総資産は2兆7900億円と、業界でも上位に入る。