教員による児童盗撮事件などを受け、性被害を受けた子どもの支援を行う産婦人科医の伊藤加奈子さん(48)が20日、愛知県蒲郡市で講演し、小中高の教員ら約110人を前に「子どもを性の対象として消費する社会を変えなければならない。SOSを受け取れるようになってほしい」と訴えた。
伊藤さんは、子どもに対する性的虐待の加害者の約9割が親や先生など身近な人物と指摘。孤立しやすい弱い立場の子どもらを見定めて近づき、何年もかけて手なずける場合もあるとした。
「性の知識を大人が持ち、子どもにも持たせることが犯罪を起こしにくい環境をつくる。被害を受けた子どものトラウマを想像し、同じ目線で話を聞いてあげてほしい」と強調した。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
ポストする
