北朝鮮の平壌郊外江東郡の病院で開かれた完工式。金正恩朝鮮労働党総書記(奥右から3人目)が出席した=19日(朝鮮通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは20日、金正恩朝鮮労働党総書記が19日に平壌郊外の江東郡で病院の完工式に出席したと報じた。この病院は約9カ月前の2月に着工式が開かれたばかり。金氏は演説し「着工の年に完工を宣言するのが理想通りの速度だ」と述べた。

 開院時期は不明。海外の専門家の間では医療機器や人材育成に課題があるとの見方が根強い。

 金氏は、年内に計6カ所で「近代的な医療施設」ができる見通しだと明らかにした。この病院とは別に平壌総合病院が今月上旬に開院しており、医療機器はドイツや中国の製品だとみられている。