JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」で3月に開業したオフィスへの企業移転が本格化している。塩野義製薬は19日、業務開始を前に報道機関に公開。駅直結の立地に加えて、周辺には大学や研究機関をはじめ産官学が集積する拠点があり、事業創出を目指す環境が整っていることも魅力のようだ。
塩野義のオフィスは3フロアで1100人を収容し、27日から業務を始める。フロア中心部に設置した内階段で移動できるのが特徴で、社員同士が自由に交流できる空間も充実させた。
1878年の創業以来、「薬の町」として知られる大阪市中央区の道修町に本社を構えたが、国際競争力強化のため移転を決めた。手代木功社長は「大阪発の会社として世界の中で戦いたい」と述べた。
開放的な窓からは再開発が進む大阪駅周辺のビル一帯や「うめきた公園」が見渡せる。手代木氏は「息抜きできる環境で働けるのはすごくプラス」と言い、人材確保への期待感も示した。
来年4月にはコクヨとエア・ウォーター、5月にはクボタが大阪市内の別の場所から本社を移す。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
ポストする



