甲府市の村松裕美市議(無所属)が、台湾出身で芥川賞作家の李琴峰さんをトランスジェンダーだとSNSで暴露した問題で、市議会の政治倫理審査会は19日、一連のSNS運用が「議員としての品位と名誉を損なう」と結論づけた。村松氏に警告し、政治倫理基準を順守する誓約書の提出を求めると決定した。
本人の同意なく性自認を暴露することは「アウティング」と呼ばれ、問題化している。村松氏は今年6月、李さんから損害賠償を求める訴訟を起こされている。
政倫審は8月から開かれていたが、村松氏は「公平性が保たれない」などとして出席を拒否。委員からは「市議に他人のプライバシーをじゅうりんする権利はない」などの意見が出た。
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