富山県警上市署は19日、北アルプス・剣岳の池ノ谷右俣(標高約2060メートル)の雪渓で16日に長野県茅野市玉川の会社員丸山智子さん(53)が倒れているのが見つかり、死亡が確認されたと明らかにした。死因は多発外傷性ショックで、下山中に滑落したとみられる。 署によると、16日午後0時25分ごろ「先に下りたはずだが、姿が見えない」と同行していた知人から通報があった。県の消防防災ヘリコプターで捜索し、同日午後2時15分ごろ発見、収容した。 日帰り日程で2人の登山届が出ていた。