国連総会に出席する中国の傅聡国連大使=9月25日、米ニューヨーク(タス=共同)

 【北京共同】中国の傅聡国連大使は国連総会で18日、安全保障理事会改革を審議した際、台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁を激しく非難し「日本は安保理常任理事国入りを求める資格は全くない」と発言した。中国メディアが19日伝えた。

 傅氏は「台湾問題で火遊びするな」と強調。高市氏の国会答弁は「国際正義への挑発だ」などと訴え、国際会議の場でも日本への圧力を強めた。

 傅氏は高市氏の答弁は極めて危険で、中国の内政に干渉しており、戦後の国際秩序を破壊するものだと主張。「日本が平和の道を歩むという基本的な約束を公然と裏切った」と批判した。

 日本は現在、新たな常任理事国入りを訴えている。