【ニューヨーク共同】米IT大手マイクロソフト(MS)と米半導体大手エヌビディアは18日、生成人工知能(AI)「クロード」を開発した米新興企業アンソロピックに合わせて最大150億ドル(約2兆3千億円)を出資すると発表した。生成AIを巡る開発競争が激しさを増す中、戦略的な提携関係を構築し、成長を後押しする狙い。
アンソロピックは、生成AIの「チャットGPT」を開発した米オープンAIの有力な競合相手として注目を集める。オープンAIの運営方針を巡る対立が鮮明化した後、元幹部のダリオ・アモデイ氏らが2021年に立ち上げた。「責任あるAI利用」などを理念に掲げているとされる。
マイクロソフトが最大50億ドル、エヌビディアが最大100億ドルを投じ、アンソロピックの経営を支援する。アンソロピックはマイクロソフトのクラウド基盤「アジュール」を300億ドル分購入するほか、エヌビディアの先端AI半導体を活用していくという。
アンソロピックには米IT大手アマゾン・コムなども出資しており、生成AIの分野で先行するオープンAIに対抗できる存在としての期待が高まっている。
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