バイク乗車中の死亡事故が増えていることから、警視庁は18日、死亡事故があった東京都江戸川区で、利用者を呼び止め、速度を抑えるようチラシを配って注意喚起した。同庁によると、交差点でバイクが直進、対向車線側の車が右折した際にぶつかる「右直事故」が目立つ。

 バイクは車体が小さいため、車から見ると、実際よりも遠くを走っていると錯覚しやすいという。チラシでは交差点で、バイク側には黄色信号で止まること、車側にはバイクを認識したら右折を待つことを呼びかけた。同庁交通総務課の工藤忠雄管理官は「双方が気にしながら、速度を抑えて安全運転をしてほしい」と話した。