経済産業省は17日、国会周辺で自動運転車の実証実験を始めると発表した。20日から1カ月間、経産省の建物から職員が国会や議員会館に移動する「国会定期便」として運行し、技術的な検証を進める。政府が公用車に積極導入することで、一定の条件下で運転手がいらない「レベル4」の普及を促す狙い。17日は赤沢亮正経産相が試乗し、安全性を確かめた。
今回は「ハンズオフ」と呼ばれる手放し運転の機能を持つ「レベル2」で実証。運転手が同乗した上で、システムがハンドルやアクセル、ブレーキを操作し、設定したルートを自動走行する。赤沢氏は試乗後に「乗り心地は良かった。早く社会実装できるよう応援したい」と意気込んだ。
一般の車で運行されている国会定期便に自動運転車3台を導入し、1時間に3便程度走らす。自動運転システムを手がける事業者のティアフォー(東京)に委託する。
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