東京拘置所で刑務官から性被害に遭い、不適切な対応で精神的苦痛を受けたとして、元収容者の30代男性が国に220万円の損害賠償を求めた訴訟は17日、東京地裁(大寄麻代裁判長)で和解した。国が解決金60万円を支払い、拘置所長が遺憾の意を表して再発防止に努める内容。
記者会見した男性の代理人によると、和解条項には、拘置所で性犯罪が起きた際に適切な報告ができる組織づくりに努めることも盛り込まれた。男性は「一人でも性犯罪をする職員がいれば、非常な恐怖を感じる」とのコメントを出した。
元刑務官は特別公務員暴行陵虐罪で執行猶予付きの有罪判決が確定。男性とは示談が成立し、100万円が支払われているという。
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