2004年、奈良市の小学1年有山楓さん=当時(7)=が誘拐、殺害された事件から21年となった17日、楓さんが通っていた市立富雄北小で「いのちの集会」が開かれた。後藤誠司校長は全校児童に「当たり前のことができることが、どれほど大切で幸せなことなのかを考えてみてください」と語りかけた。
事件を風化させることなく語り継ぎ、子どもたちに命の大切さについて考えてもらおうと、毎年開催している。体育館のステージ上に楓さんの顔写真が映し出され、黙とうに合わせて児童の代表が鐘を7回鳴らした。その後、全校児童が合唱した。集会後は、学年ごとに「いのちの授業」を実施する。
校内には楓さんのメモリアルコーナーが設けられている。楓さんが下校中に誘拐されたことから、事件後に集団での登下校が始まり、現在も続けられている。
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