全国の地方裁判所の支部管内に事務所を置く女性弁護士が0人か1人の地域(ゼロワン地域)が、今年4~8月時点で、全203支部のうち少なくとも38道府県の102支部あることが16日、共同通信の調査で分かった。約5割に当たり、女性弁護士の絶対数が少ない中、特に地方で不足している現状が浮き彫りになった。女性同士でなければ相談しづらい性被害やドメスティックバイオレンス(DV)などの事案に対応できていない可能性がある。
支部ごとの女性弁護士数を全国52の弁護士会に取材し、49会から回答を得た。0人は58支部、1人は44支部だった。2015年1月時点で女性弁護士0人の支部が59あったとの日弁連の調査があり、10年前から大きな改善は見られない。全国50の地裁本庁管内で女性弁護士ゼロワンはなかった。
ゼロワン地域は北海道や東北、九州に多い傾向があった。大分県は全5支部がゼロワンで、うち3支部が0人、2支部が1人。岩手県は6支部のうち4支部が0人、1支部が1人だった。
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