1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑判決後に再審無罪となった袴田巌さん(89)の姉ひで子さん(92)が15日、大阪府吹田市の関西大で講演した。「巌だけが助かればいいわけではない。生きている限り、冤罪で苦しんでいる人と共に頑張りたい」と述べ、冤罪撲滅や死刑廃止などを訴えた。
ひで子さんは、自身や巌さんの現在の生活状況などを説明。「せっかく皆さんのおかげで出てきたのだから、巌には自由に長く生きてもらいたい」と願った。これまでの歩みも振り返り「無実の人間を処刑されてたまるか、という思いだった」と語気を強めた。
袴田さんは80年に死刑が確定。昨年10月、再審無罪が確定した。
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