日本人の父の死亡や強制送還で戦後フィリピンに残され、日本国籍の認定を求めていたカナシロ・ロサさん(82)ら日系2世の3人に対し、那覇家裁は13日までに国籍を認めないと判断した。両親の婚姻や父による子の認知の記録がないことが却下の理由。弁護団は3人と父には生物学的な血縁があるとし、福岡高裁那覇支部に即時抗告した。
今も日本国籍の認定を切望するフィリピン残留2世は約50人。戦禍や戦後の混乱で両親の婚姻記録が見つからないケースも多い。戦後80年たち高齢化が進む中、日本人と認められず世を去る2世が相次いでいる。
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