最高裁第2小法廷(岡村和美裁判長)は、和歌山市で1998年、4人が死亡した毒物カレー事件で、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(64)の2件の再審請求を、いずれも認めない判断をした。再審開始を求めた死刑囚の特別抗告を、11日付の決定で棄却した。
林死刑囚側は、ヒ素のみが使われたと認定した確定判決に対し、被害者の体液やカレーからは青酸化合物が検出されていたとして第三者の犯行だと主張。だが、2023年1月の和歌山地裁決定は「新たに発見した証拠とは言えない」などとして退け、今年1月の大阪高裁決定も支持した。
林死刑囚は09年5月に死刑が確定した。
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