関西の百貨店各社がお歳暮商戦で、若者の取り込みに力を入れている。儀礼的な贈答品にとらわれない「冬の贈り物」として打ち出し、数千円台の低価格帯の商品を用意。家族への気軽なプレゼントや手土産、自分へのご褒美用など幅広い商品をそろえ、受付期間を年明けまで設ける百貨店もある。
阪急百貨店は、ホームページやカタログで「元気でいてほしい両親へ」「毎朝の散歩友達へ」といった具体的な状況ごとにおすすめの商品を紹介している。お歳暮を柔軟に捉えてもらい、需要を掘り起こす狙いだ。インターネット注文は来年1月15日まで受け付ける。
近鉄百貨店は自宅用限定のカタログで、大容量の食品やお得な「訳あり品」を強化した。電子レンジで簡単に作れる中華料理セットなど自分へのご褒美商品も充実させた。阪神百貨店は、帰省時の手土産需要を意識した鍋セットなどを取りそろえた。
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