公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は13日までに、経済的に困窮する世帯の教育費に関する調査で、進学時にかかる制服代が高校生で昨年より約1万円上昇し、家計の重い負担になっているとの結果を明らかにした。中学生でも8千円ほど増えた。
自民、日本維新の会、公明の3党は高校授業料の無償化で合意しているが、同団体は物価高に伴い授業料以外の費用負担が増しているとして、国や自治体に支援拡充を呼びかけている。
アンケートは同団体の給付金制度を利用した世帯を対象に8月に実施。保護者436人と中1と高1の計148人が回答した。
調査結果によると、制服代は中1が平均6万4656円で、昨年の調査から8325円増。高1は平均8万621円で1万6円の上昇だった。
高1の保護者に入学時の心配事を複数回答で尋ねると、「経済的な理由で就学を続けられない可能性がある」としたのは、国公立で28・3%、私立は72・3%に上った。
就学を続ける上で負担となっている費用は、「通学時の昼食費」が53・7%と最も多かった。
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