ハンセン病家族訴訟で原告団長を務めた林力(はやし・ちから)さんが8日午前7時12分、胃がんのため福岡市の自宅で死去した。101歳。長崎県出身。葬儀・告別式は既に執り行った。喪主は長女の古長美知子(こちょう・みちこ)さん。
国が長年続けたハンセン病の隔離政策で、患者本人だけでなく家族も深刻な差別を受けたとして、元患者の家族が2016年、国に謝罪と損害賠償を求め熊本地裁に集団提訴した訴訟で、原告団長を担った。自身の父も患者として鹿児島県の療養所に収容され、差別に苦しんだ。
19年の地裁判決は家族の差別被害を認め、国に賠償を命じた。政府は控訴を見送り、判決は確定した。
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