【エルサレム共同】ガザ保健当局は8日、ガザ和平計画「第1段階」の合意に基づきイスラエルからパレスチナ人15人の遺体が新たに引き渡されたと発表した。これまでに計300人の遺体が返還されたが、損傷が激しいものもあり、身元が判明したのは89人としている。

 中東メディアによるとガザ最南部ラファで8日、イスラエル兵1人の遺体が見つかった。2014年にガザで殺害された男性兵士の可能性がある。ハマスも合意に基づき人質の遺体返還を進めており、この兵士の返還も合意に含まれているという。

 イスラエル軍は8日、軍の支配地域と非支配地域を隔てる境界線「イエローライン」を越えたとして2人を殺害した。