農林水産省は7日、全国の小売店約6千店で10月27日~11月2日に販売されたコメ5キロの平均価格が前週に比べて49円高い4328円だったと発表した。価格上昇は5週連続。4300円台になるのは5月26日~6月1日の週以来で、約5カ月ぶりの高値となった。
政府が随意契約で放出した安い備蓄米は年内中は販売が続く見通しだが、流通量は減っており、全体の平均価格を引き下げる効果は限定的になっている。一方、新米は集荷競争が激化。各地の農業協同組合(JA)が農家に支払う代金が過去最高水準になり、販売価格は高騰している。
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