6日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=153円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比34銭円安ドル高の1ドル=153円88~90銭。ユーロは58銭円安ユーロ高の1ユーロ=176円96銭~177円00銭。

 前日発表された米雇用関連指標が堅調だったことなどを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による今後の利下げ期待が後退。日米の金利差がなかなか縮まらないとの観測から円を売ってドルを買う動きが先行した。

 市場では「過度な円安をけん制したい政府高官らの発言にも注目したい」(外為ブローカー)との声があった。