埼玉県八潮市の道路陥没を受けた下水道管の全国調査で、陥没につながる恐れがある深刻な腐食や損傷が、新たに神奈川県大和市、三重県伊勢市、鳥取県米子市で確認された。下水道管周辺の地中にできた空洞は、新たに堺市で1カ所見つかった。国土交通省が5日、明らかにした。
調査では劣化の深刻度に応じて、対策の緊急性を2段階で判定。国交省は9月17日、原則1年以内の対応が必要となる「緊急度1」と判定された延長が、35都道府県で計72キロと発表していた。その後、自治体による調査結果を追加で集計し、9月末時点では36都道府県の計75キロに増えた。
応急措置の上で5年以内の対策が必要となる「緊急度2」に該当する下水道管も225キロから243キロに延びた。緊急度1と2を合わせた総延長は297キロから318キロとなった。
空洞は、以前確認されていた6カ所を含め、計7カ所となった。いずれも自治体が埋め直すなどしているという。
国交省は3月、下水道を管理する自治体に重点調査を要請。9月末時点で666キロの調査が完了した。
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