【慶州共同】韓国南東部の慶州で開かれているAPECの首脳会議は1日、2日間の討議を終え閉幕した。議長を務めた韓国の李在明大統領は閉幕後の記者会見で「慶州宣言」など3件の成果文書を採択したと明らかにした。
会議ではトランプ米大統領が関税政策を強化していることを背景に、多角的な貿易体制の重要性を巡り活発な協議を展開。保護主義の高まりによる世界経済の先行きを懸念する声が出ている。トランプ氏が会議を欠席する中で、各国が自由貿易推進に向けて結束した姿を示せるかどうかが焦点となっていた。
2日目はAIの利用拡大や少子高齢化について討論。李氏はAIの活用について「官民が協力して企業の創造性を後押ししなければならない」と述べた。
初日は自由で安定した貿易、投資環境の促進について話し合った。高市早苗首相は討議で「公正な競争条件の拡充や貿易投資の促進に寄与していく」と発言した。
中国の習近平国家主席はトランプ氏が進める保護主義的政策をけん制した。国営通信新華社によると、WTOを中心とした多国間貿易の重要性を説いた。
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