【シドニー共同】南太平洋のパプアニューギニア中部エンガ州で31日午前2時(日本時間同1時)ごろ、地滑りが発生し、21人が死亡した。オーストラリアの公共放送ABCがパプアの地元警察の情報として伝えた。被害の全容は明らかではなく、死傷者が増える可能性もある。

 地滑りがあったのは首都ポートモレスビーから北西約570キロの村。交流サイト(SNS)には、棒を使って土砂を掘り起こそうとしたり、犠牲者を悼んだりする人々の姿が投稿された。

 エンガ州では2024年5月にも地滑りがあり、ABCによると少なくとも160人が犠牲になった。