国税庁は30日、2024年度の申告法人税額が、前年度から7・6%増え18兆7139億円だったと発表した。税率が現在の2倍近かったバブル期の過去最高額(18兆6412億円)を上回った。法人の申告所得額も前年度比4・1%増の102兆3381億円で、4年連続で過去最高を更新した。

 今年6月末時点の法人数は346万。24年度の申告件数は322万件で、うち黒字での申告は、前年度から3万2千件増えて117万5千件だった。

 業種別の申告所得額の増減率は、「料理・旅館・飲食店業」が前年度比38・5%増と最も高く、1兆3326億円だった。旺盛なインバウンド(訪日客)需要が後押ししたとみられる。