滋賀県守山市は30日、阿比留遺跡の発掘調査で、前方後円墳とみられる古墳の跡を確認し、権威の象徴の儀杖を模したとされる「石見型木製品」5点が出土したと発表した。市は「国内で類例が限られ貴重な成果」としている。
市は宅地造成に伴い、昨年6~12月に発掘。古墳2基の跡を確認した。墳丘は消失していたが、周囲を囲む周濠が残っていた。1基は全長約60メートルの前方後円墳(6世紀前半)と推定。もう1基(5世紀後半)の形状は不明だった。
前方後円墳と推定された古墳の周濠からは、石見型木製品5点が見つかった。他に盾形木製品2点、笠形木製品1点も出土した。いずれもコウヤマキが材料。
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