茨城県桜川市の市立義務教育学校で2023年、剣道部の指導中に男子生徒に重傷を負わせたとして逮捕された教諭谷中達也容疑者(37)が、他の部員の面前で生徒を竹刀で打ち続け、突き飛ばして転倒させるなどの暴行をした疑いがあることが30日、捜査関係者への取材で分かった。この生徒のみが集中的に暴行を受けていたといい、県警は経緯を調べる。
生徒は当時中学1年に相当する学年だった。当日は他に9人の部員が参加し、生徒が事件後「先生が怖い」と話したことも市教育委員会への取材で判明。生徒は全治不詳の脳脊髄液漏出症で、今も頭痛や目まいなどがあり、ほとんど登校できていない。容疑者は「指導の一環」との趣旨の供述をしている。
市教委によると、容疑者は23年10月、市立桃山学園義務教育学校(現在は他校と統合)の剣道部で、一対一の「かかり稽古」を実施。1セット5分で、生徒は容疑者の「面」を受けるなどし、背中から倒れた。2セット目でも容疑者の攻めを受け、2~3回倒れた。
捜査関係者によると、生徒は力尽くで身体を押されて飛ばされたという。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
ポストする


