大手電力10社が30日発表した11月使用分(12月請求)の標準家庭向け料金によると、北海道や沖縄など6社で値上がりする。原油や石炭の輸入価格は上昇したが、液化天然ガス(LNG)は下がり、各社の電源構成により分かれた。値上げ幅は3~16円。東北と関西が横ばいで、東京は13円、中部も19円値下がりする。大手都市ガス4社はLNG価格の下落により21~27円安くなる。

 電気料金が最も高いのは北海道の9351円で、沖縄の9023円が続いた。モデルとなる使用電力量は異なるものの、北海道の価格は最安値の九州(7454円)に比べ1900円近く高い。

 都市ガスは東邦の6511円が最高値で、東京の5683円が最も安い。