経団連がまとめた2026年春闘の経営側指針の原案で、8月下旬の骨子案で掲げた社員の強い勤労意欲に応える「働きたい改革」の看板を撤回したことが30日分かった。長時間労働の是正の流れに逆行するかのような発言で高市早苗首相が批判されたのを受け「働き方改革の再構築」に文言を変更。企業側の“働かせたい改革”とやゆする声が既に上がっていたことにも配慮した。
高市氏は10月4日、自民党総裁に選出された直後のあいさつで「馬車馬のように働いていただく」「ワークライフバランスという言葉を捨てます」と宣言した。
指針の骨子案では、実績を上げるために労働時間を長く確保したい従業員を受け入れる「働きたい改革」を打ち出す方針を示していた。働き方改革の推進と併せて提唱し、26年春闘の目玉の一つにしたい考えだった。
一方、10月28日に会員企業に示した原案では、社員の健康確保のため「時間外労働の上限規制は今後も堅持すべきだ」と記載した。
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