取材に応じるBYD日本法人の劉学亮社長=29日午前、東京都江東区

 中国自動車大手、比亜迪(BYD)は29日、報道陣に先行公開された「ジャパンモビリティショー」で、軽乗用車タイプの電気自動車(EV)「RACCO(ラッコ)」の試作車を世界初公開した。四角い形状にスライドドアを採用し、車内空間を広くした。来夏に日本で発売予定だ。

 日本法人の劉学亮社長は取材に「高齢化する日本の地方を見て、軽EVが必要だと判断した」と述べた。

 プラグインハイブリッド車(PHV)の「シーライオン6DM―i」も展示し、11月1日に先行予約を始める。日本市場に来春ごろに投入予定のEVトラック「T35」など商用車も披露した。