東海道新幹線の車内防犯カメラ(右上)のイメージ(JR東海提供)

 JR東海は29日、11月1日から開始予定だった東海道新幹線の防犯カメラ映像による客層分析の検証実験を延期すると明らかにした。「さらに広く周知を図るため」としており、開始時期は未定という。

 同社によると、実験では、東京―新大阪間で運行する一部車両の防犯カメラに写った乗客の映像を人工知能(AI)で解析。年代や性別、利用目的を推測し、サービス向上に役立てる目的としている。

 9月30日から公式サイトで11月1~14日に実施すると告知し、対象車両やカメラ位置を記載。10月1日からは対象区間の駅のデジタルサイネージ(電子看板)に表示していたが、報道発表はしなかった。