将棋の藤井聡太王座(23)=竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将との七冠=は28日、甲府市で指された第73期王座戦5番勝負第5局で挑戦者の伊藤匠叡王(23)に後手番97手で敗れ、2勝3敗で王座を失冠した。藤井前王座は2024年6月の叡王戦に続き、2度目のタイトル戦敗北となり六冠に後退。伊藤新王座は自身初の二冠となった。
終局後、藤井六冠は「(今シリーズは)全体として終盤で競り負ける形になってしまった。実力が足りなかったと思う」と話した。
藤井六冠は23年10月、王座を奪取して史上初の全八冠同時制覇を達成。昨年の叡王戦5番勝負では伊藤新王座に2勝3敗で敗れ、全8タイトル保持から七冠へ陥落していた。今回、同学年の伊藤新王座にはタイトル戦で再び敗れた。タイトル戦には33度出場し、戦績は31勝2敗となった。
藤井六冠にとって年内のタイトル戦は、3日に開幕した竜王戦7番勝負(藤井六冠の2勝0敗)が最後。
伊藤新王座は東京都出身で、宮田利男八段門下。20年にプロ入り。王座戦は初挑戦で奪取した。
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