世界中の若手科学者を支援する、Microbiome研究奨励賞
2025/10/28
https://www.noster.inc/jp/
N OSTER株式会社 プレスレリース
配信元:NOSTER株式会社、京都府向日市上植野町南開35-3
Date: 2025/10/28
「NOSTER & Science Microbiome Prize」シンポジウム・第6回授賞式開催
~ 世界中の若手科学者を支援する、Microbiome研究奨励賞 ~
Noster株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役CEO:北尾浩平、以下「NOSTER(ノステル)」)は、世界的に権威のある学術誌 Science を発行する米国科学振興協会[*1]と設立した“NOSTER & Science Microbiome Prize”のシンポジウムと第6回目となる授賞式を2025年10月9・10日に開催しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510287894-O2-5ZlE9YrA】
画像上段左から:2024年度受賞者Lina Yao氏、2024年度グランプリ永島一樹氏、Science編集者Caroline Ash氏、Noster株式会社代表取締役CEO北尾浩平、Science Roger Goncalves氏
画像下段左から:2025年度受賞者Mohammad Arifuzzaman氏、2025年度グランプリDjenet Bousbaine氏、2025年度受賞者Ayele Argaw-Denboba氏
NOSTERが2020年に日本企業として初めてAAASと共同で設立した「NOSTER & Science Microbiome Prize」は、Microbiome(腸内細菌など微生物叢 [*2])研究の発展に貢献する若手科学者をサポートし、研究の発展を通じて、人びとの健康に寄与することを目的としています。
10月9日にNOSTER本社にて開催されたシンポジウムでは、今年度の受賞者をパネリストとして招き、腸内や皮膚に存在する菌およびその代謝物と宿主との複雑な相互作用や今後の医療への応用可能性についてのディスカッションを行いました。
10月10日にはザ ソウドウ 東山京都にて、第6回目となる本賞の授賞式を実施しました。Science誌の編集者を含む審査委員会が慎重に検討した結果、2025年度はスタンフォード大学のDjenet Bousbaine博士がグランプリを受賞しました。授賞式では、当社 代表取締役CEOの北尾浩平の他、Scienceの編集者であるCaroline Ash氏や、NOSTERとパートナーシップを結ぶ国内外の著名な先生方から、受賞者にお祝いの言葉が贈られました。
Microbiome研究が飛躍的に発展し、癌や免疫系疾患、消化器疾患など様々な疾患と腸内細菌叢との関連性を把握できるようになってきました。さらにはメタボローム解析[*3]技術が進歩したことによって、腸内細菌が産生する代謝物がその原因分子となりうることも明らかになりつつあります。今後、本分野の研究が更に進展することにより、腸内細菌叢をコントロールする新たな治療法の開発が期待されます。NOSTERは今後も本賞を通して、若手科学者を継続して支援し、Microbiome研究の発展によるブレークスルー創薬の実現を目指していきます。
2025年度各受賞者の研究概要
グランプリ受賞者のDjenet Bousbaine博士は、病原菌と共生微生物に対する免疫反応の違いに
着目し、宿主があらかじめ共生微生物のパトロールをし、特別な免疫システムを構築していることを発見しました。皮膚に多く存在するStaphylococcus epidermidis(表皮ブドウ球菌)を用いた研究により、皮膚の常在菌を使った“塗るワクチン”という新しい技術の可能性を切り開いています。
ファイナリストの一人目、Ayele Argaw-Denboba博士は、腸内細菌叢が生殖細胞に与える影響について研究を進めており、父親の腸内細菌叢の乱れが、将来生まれる子どもの健康に大きな影響を及ぼすことを発見しました。
ファイナリストの二人目、Mohammad Arifuzzaman博士は、食物繊維の摂取による腸内細菌代謝物の変化に着目し、宿主の代謝や免疫にどのような影響を与えるかを研究し、個別化栄養や新しい治療法の開発に繋がる可能性を見出しました。
■注釈・参考
[*1]米国科学振興協会:https://www.aaas.org/
American Association for the Advancement of Science(AAAS)
世界最大の総合科学協会であり非営利組織です。1848年の創立以来、万人の利益のために科学
の発展に寄与することをミッションとし、権威ある学術誌Science及び姉妹誌を発行しています。
[*2] Microbiome、腸内細菌など微生物叢
ヒトや動物の身体に生息し、共生関係を築いている微生物の集まり。様々な疾患や病態との関連が明らかになってきており、宿主の健康に大きな影響を与えていると考えられています。
[*3]メタボローム解析
生物が産生する代謝物の種類および濃度を網羅的に分析する手法
2026年度募集期間:2025年10月15日~2026年2月14日
国内外問わず、M.D.、Ph.D.、M.D./Ph.D.を10年以内に取得した
研究者なら応募いただけます。
https://www.science.org/content/page/noster-science-microbiome-prize
■会社概要
名称 :Noster株式会社
代表者氏名 :代表取締役 CEO 北尾浩平
所在地 :京都府向日市上植野町南開35-3
事業内容 :バイオ医薬品・機能性食品の研究開発および販売
関連URL : https://www.noster.inc/jp/ , https://www.noster.inc/jp/services/
本件についてのお問い合わせ先
Noster株式会社 広報担当: 赤塚
TEL: 075-921-5303 / FAX: 075-924-2702
メールアドレス:contact@noster.inc
「NOSTER & Science Microbiome Prize」シンポジウム・第6回授賞式開催
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