ノーベル賞坂口さん、地元に謝意

拡大する

　ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まり、大阪府吹田市から市長特別賞を贈呈された坂口志文大阪大特別栄誉教授（左）＝２８日午後、大阪府吹田市

　大阪大吹田キャンパスがある大阪府吹田市は２８日、今年のノーベル生理学・医学賞に選ばれた大阪大特別栄誉教授の坂口志文さん（７４）に市長特別賞を贈呈した。贈呈式で坂口さんは「いろんな場所で研究してきたが、大阪大や吹田市にお世話になって一番長くなった」と地元環境に感謝。今後は地域の子どもたちへの講演などに積極的に参加したいとした。

　坂口さんは式終了後に報道陣の取材に応じ、１２月にスウェーデンのストックホルムで開催される授賞式などのイベントに向けて「面白い受賞記念講演ができるように今から１カ月間くらいかけて準備をしたい」と意気込んだ。