部品製造に必要な金型を下請け業者に無償で保管させたとして、公正取引委員会は商用車大手の三菱ふそうトラック・バス(川崎市)の下請法違反を近く認定し、再発防止を求め勧告する方針を固めた。関係者への取材で28日、分かった。完成車メーカーに対して金型無償保管での勧告が出されれば初事例となる。
関係者によると、同社は2024年以降、長期間使用する見込みがないにもかかわらず、下請け企業50社以上に貸与している金型など計約5千個を無償で保管させた。トラックのドアなどのプレス加工時に使われる重さ10トン超の大型のものも含まれていたとされる。
同社は金型の稼働状況を正確に把握していなかったとみられる。
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