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AsiaNet 201176 (0282)
【西安(中国)2025年10月28日新華社=共同通信JBN】2025年10月16日から18日まで、都市・自治体連合(UCLG)世界評議会(World Council)および国連工業開発機関(UNIDO)の「Bridge for Cities(都市の架け橋)」10周年記念イベントが中国北西部・陝西省の省都西安で開催されました。
「Local actions for global dreams and shared future(世界的な夢と共通の未来に向けた地域的行動)」というテーマの下、50以上の国と地域から、外国の知事および市長72人を含む600人を超えるゲストがこの千年の歴史を持つ省都に集まり、持続可能な都市開発の高い
可能性を模索しました。
開幕式では、UCLG、UNIDO、および西安市人民政府(Municipal People's Government of Xi'an)が持続可能な都市開発に関する意向書に署名し、イノベーション主導の変革、住みやすさの優先、安全な開発に重点を置いた協力の枠組みを提示しました。これは、中国のグリーンで低炭素、スマートな都市を構築する取り組みと一致するビジョンです。
イベントの期間中、西安では都市ガバナンスと産業イノベーションに関する展示会が開催され、グリーン・モビリティーやデジタルガバナンスなどの分野での実践的な実地の取り組みが紹介されました。中国と外国の企業交流フォーラムは、エネルギーやインフラなどの部門における協力の意向を、具体的な成果へとつなげる助けとなりました。一方で、市内観光などの人的交流活動は、経済・貿易関係の枠を超えて、世界の都市間における文化的な相互学習のためのさらなる空間を切り開きました。
さらに、UCLGはこのイベント期間中に、世界評議会を含む法定議題を網羅する8つの主要会議を開催しました。これらのセッションでは、今後1年間の組織の活動計画が明確化され、持続可能な都市開発や技術イノベーションなどの優先事項を推進するための道筋が描かれました。
UNIDOは並行して、7つのハイレベルイベントを開催しました。これらの会合は、国際機関の組織的な業務を前進させることにとどまらず、課題の特定、経験の共有、解決策の提供というクローズドループを形成し、中小都市の特色ある発展に向けた実行可能なモデルを提供しました。
特筆すべきことに、UCLGとUNIDOという2つの主要な国際機関が協力してこのようなイベントを開催するのは今回が初めてでした。さらに、2016年に開始され、現在では世界の都市産業発展を促進するための旗艦プログラムになっている「Bridge for Cities」シリーズは、10周年を迎えた今回、初めてオーストリア・ウィーンを離れ、中国で初の開催都市として西安が選ばれました。
西安とこの2つの国際機関との深いつながりは、10年以上前にさかのぼります。2012年に西安はUCLGの加盟都市となり、2019年と2022年の2度にわたり、UCLGの共同議長都市に選出されました。これは、西安の発展が世界中の都市から高く評価されていることを反映しているだけでなく、グローバルガバナンスにおいて、西安を中国の都市の重要な代表として位置付けるものでもあります。
2021年、UCLG Asia-Pacific tourism committee(UCLGアジア太平洋観光委員会)が西安に設立され、現在13カ国47都市が加盟しており、アジア太平洋の都市間の観光協力の中核拠点としての西安の役割を強化しています。
西安にとって、中国で初めて開催された「Bridge for Cities」イベントは、同市の国際的知名度を高め、世界的なパートナーのネットワークを拡大しただけでなく、世界の産業チェーンへの統合を深化させるための入り口をさらに創出し、多面的な発展の機会を開きました。
「一帯一路」構想の共同開発を推進することにより、西安は高水準の開放を全面的に拡大し、国際的な交流と協力のための架け橋をさらに構築し、世界的な都市間連携のより広い舞台へと踏み出しています。
ソース:The Municipal People's Government of Xi'an
2025年都市・自治体連合(UCLG)世界評議会とUNIDOの「Bridge for Cities」10周年記念イベントが中国の西安で開催
The Municipal People's Government of Xi'an
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