小泉進次郎防衛相は28日の閣議後記者会見で、秋田県が求めているクマ対策支援について「国民の命と暮らしが脅かされている。迅速にできることから始める」と述べ、自衛隊として協力していく考えを示した。防衛省関係者によると、駆除した個体の輸送や処理といった後方支援のための部隊派遣に向け検討を続けている。環境省によると、2025年度のクマによる犠牲者は27日時点で10人と過去最多。
鈴木健太秋田県知事は28日、防衛省で小泉氏と面会し、自衛隊の派遣を検討するよう要望した。石原宏高環境相は会見で関係省庁による連絡会議を30日に開催すると述べ、木原稔官房長官は関係省庁に被害対策パッケージの見直しや専門人材の育成など追加対策を指示したと明らかにした。
鈴木氏は27日、秋田県庁で取材に応じた際「マンパワーは出し切っている。人も物資も足りず、限界を超えている」と説明。箱わなの設置や駆除した個体の処理などについて自衛隊の協力を求めるとしていた。武器使用は含んでいない。鈴木氏は元陸上自衛官。
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